◇ 寺沢憲重の10のラッキー名言 ◇      
:幸福だから笑うわけではない。 むしろ、笑っているから幸福になれるのだと言いたい。       
:笑いのあるところには活気もある。よく笑う人は不機嫌な顔をした人より長生きする。
:叶えるのが夢だけど、叶わなくても夢は夢さ、泣いて笑ってそれが人生、平凡がいい。
:人生いろ色あらァな、それを頑張って乗り越えたら喜びや楽しみが待ってるんやでぇ。
:人生に於いて全ての壁が、自分を高める壁だと前向きに思える人は壁を超えられる。
:ネガティブフィードバックの時こそ、得難い学びのチャンスそのものなのである。
:大切だと思うのは世に名を博した偉い人や大作家とはなるべく謦咳に接することである。
:たった百人の中の、私という自意識や誇りや自尊心や見栄や保身や奢りや愚かさの孤独。
:他人と比較するのは無意味だ理想の自分と比較せよ。何歳でも自分を変える努力をせよ。
:人生のターニングポイントの決断には。やり始める勇気とあきらめる勇気が必要である。 

2019年11月27日

てらけんこと「寺沢憲重」の短編小説!『歌碑のある小さな島』


 偶然にも!、読売新聞に七尾市の「机島」の紹介記事が・・・!。

  てらけんが書いた短編小説と重なりご縁を感じました!。

 tukuesima.jpg

   画像をクリックすると拡大し読みやすくなります。



 『歌碑のある小さな島』を読んで解説と感想文。 
 
 先ず小説の書き出しがとても素敵ですね。
主役の彼女の登場で先の展開が読み手にわくわくさせます。
二人の愛の行方が気になり、もう読む人の心を摑んでいます。
平成から新たな時代の幕開きの元号「令和」を切り口にして物語って
いくなど憎いですね。

 さて、ご承知のとおり万葉集と旧中島町との縁起は大伴家持が巡行で
香島津(かしまつ・七尾港)から船で熊来(くまき・旧中島町)にこられ
たことであります。

 また、歌碑と言えば実際に詠まれた場所に建立されることが最も
重要である。世の文学青年らがそこに立って、その歌を通して歌人と
対峙し思いに馳せる。それに反して、そうでない場所での建立。
二つの実感の違いはいかがなものか。想像しなくても明白であろう。
推して知るべしである。と遠藤周作は言っています。いい得て妙であります。

それに小説に登場する薬師寺の元管主・高田好胤師は次のお言葉が
あります。
・「親が子をつくるのでなしに子が親をつくる」
  子によって親にさせていただいている我が身かな。
・「かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心、
  広い心、もっともっと広い心」
 どれも、私の座右の銘であります。

また机島ですが私も想いでの多き島です。
川で育つたわが少年時代の海水浴と言えば机島でありました。
親父の勤務先での夏期職員家族親睦行事は机島の海水浴が定例です。
初めての海は透きとおっていて怖かった事を想いおこしております。
当時、シーズン中には売店が設けてあったように記憶してます。
潮が引くと隣の種子島まで歩いて行けたことを薄っすらと覚えています。

北陸新幹線の中でのお弁当を愉しむ二人。和倉温泉の旅館「加賀屋」
までの旅路がまるで楽しく読み手をハッピーにしてしまう。
全体をとおして言える事だが情景が手に取れるようで、
まるで映画を観ているように脳裏に映る。

 地元では昔から忘年会など何かに付け加賀屋を利用するのがごく自然で
した。古き良き時代に和倉温泉駅のホームまで仲居さんがお見送りして下
さる。今でも半端でないおもてなしの“加賀屋の流儀"には頭が下がります。
ある忘年会の日でした。ふとお風呂場に置かれた何の変哲も無いごく普通の
ゴミ箱を見て驚きました。そこには筆で「ごみ箱でございます」と書かれて
あったのです。加賀屋の心が隅々まで行き渡っている。日本一に納得です。

 和倉から能登島に架かる能登島大橋の曲線美は浴衣の帯の曲線をモチーフに
したとか。ロマンのある話ですね。
 レンタカーで走ったコースは偶然にも「能登和倉万葉の里マラソン」のコー
スです。それとは別に熊木川周回コースの「なかじま万葉の里マラソン」が
あります。どれも万葉集の歌人大伴家持を讃え偲ぶマラソンです。

いよいよ目的の机島に上陸。島での予期せぬドラマの展開が実に面白く想像を
掻き立てる。ここにこそこの小説のタイトルの真髄を垣間見る。

「能登石伝説」怖いですね。石には昔から神霊が宿ると言いますから。
私はこのような伝説、初めて知りました。

「知られざる郷土の偉人」の本製作。高野さんの夢が叶うといいですね。
また、西仙関先生の家持探求の情熱には尋常ならんものがあります。
名著「シュリーマンの古代への情熱」に匹敵します。
なお、「長谷川等伯」については「狩野永徳」と対比しての考察が面白く
お薦めしたい。

現在、NHKの大河ドラマに五輪の前畑秀子さんが登場しています。
それに輪島の山中選手のことなど、作者による来年の東京オリンピックを
意識してのことからか。そうでなしにこれも偶然であろう。

机島と種子島の壮大な”アウトドアレジャーの夢ランド”計画。
そこでのサンセットライブなどはバリ島に居るようであろう。
テント村や流行のテントサウナー。サウナーの後はそのまま海に。
また、家持にちなんでの短歌大会。カヌーや昔の丸木舟の貸し出しなど。
アイディアが沸き上がって止まらない。

高野さんは遠い目を東に向け語りだした。
その語りがなんとも言いがたくつい聞き入ってしまう。
いよいよ当小説のクランクアップか。

この小説は「令和」をきっかけに「万葉の旅」と二人の「ラブストーリ」
が織りなす。まさに”万葉恋歌”ですね。
"能登はやさしや土までも"と結ぶ「完」はさすがです。

 <終わり>


 野中信嗣様の感想文を添えて頂き誠にありがとうございました!。





posted by てらけん at 09:17| Comment(6) | 青い屋根だより | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

 こんばんわ。
大変遅くなりましたが、拙い文章で申し訳ないですが感想を送らせてもらいます(*^^*)

 軽やかでありながら繊細な文章で、読み進めていくにつれ、まるで2人と一緒に
自分も旅行をしているような感覚になり、物語の中に入り込んでいきました。
能登に住む地元の方たちが皆さんとても親切で、読んでいて私まで嬉しくなっていきました。
 私は九州の田舎の生まれなのですが、自分の地元に興味をもって東京からわざわざ
来てくれた方がいたら、私はもちろん私の地元の人間もまた親切にするだろうな〜。
嬉しいですからね、田舎に興味を持ってくれることもわざわざ来てくれることも。
 そんな地元の方たちの心情なども理解されて描写されているのか、もともと
てらけんさんの人柄の優しさが物語に染み出ているのか…。

 この物語を包み込んでいるふわふわとした優しさがとても心地よく、
読み終わるとほっこりした気持ちになれます。
またこの2人と一緒にいろんなところに旅行に行きたいな。
次回作がとてもとても楽しみです(*^^*)

Posted by 上野萌 at 2019年10月29日 20:17
 上野萌さん、ありがとうございます。
 とっても素晴らしい感想文をありがとうございます。
もう、嬉しくって、ありがたくって、励みになります。
おおきにでした!。ありがとうございます!^^)。

 
 
Posted by てらけん at 2019年10月29日 20:29
 登場人物のキャラクターが解り易くていい。
描写で浮かぶ映像の世界に行きたいと思いました。
文体と物語にリズムがあり優しく美しく、読んでいるだけで
脳が幸せでした。展開と構成が本当に上手ですね。
読後感が良くて穏やかな気持ちになりました! 。
Posted by Junko at 2019年11月02日 19:57

Junkoさん、^^)。初めましておおきにです。
>登場人物のキャラクターが解り易くていい。
最高の褒め言葉です。ありがとうございます!。
登場人物のキャラを説明しないで表現するようにしました。
過分な褒め言葉をいただきありがとうございます。
もしよかったら他のページにも作品をリンクしてありますので、
読んでいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
Posted by てらけん at 2019年11月02日 20:13
てらけんさん。

とてもおこがましいのですが、感想を書かせてもらいます。

最初から最後まで、リズミカルに読めました。短編小説って一気に読みたいですもん!
(作者の郷土愛が感じられて)令和の幕開けとともに、ナオちゃんとカズちゃんの幸せな未来と能登の発展を予感させるハッピーな終わり方がとても良かったです(^^)
Posted by ハイビスカス at 2019年11月09日 00:49

 ハイビスカスさん、ありがとうございます。

 読んでいただいただけで、とてもうれしいです!^^)。
>>>とてもおこがましいのですが、感想を書かせてもらいます。
とんでもございませんです。
大変うれしい素晴らしい感想文を的確に書いて頂き有難く思っております。
>>>終わり方がとても良かったです(^^)
この褒め言葉も嬉しくって執筆の励みになります!!!!!^^)。
Posted by てらけん at 2019年11月09日 06:17
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