宮本輝さん『田園発港行き自転車』
どんな人間にもある不思議な「縁(えにし)」を物語に…、様々な人間模様が描かれています。
物語の後半では、登場人物たちが、一人の少年を巡って次第に繋がっていきます。
「田園発 港行き自転車」のタイトルにも人生の機微と蘇生の喜びが
込められている事がわかってきます。
興味と期待感を高めつつ、いくつもの支流が本流と交わり、
たおやかに流れる大河のごとく、人と人との善きつながりと
幸福感が伝わってきて、読後感がとてもいい!、見事な終わり方でした。
何度も何度も読んで、さらに行間から人生を学びたい一冊です。
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すぐに読み終えてしまいます。
なかなか他の作家の本に触手が動かないですね。
何回も再読するのが楽しみです。
今は「水のかたち」を読んでいます。
同じような年代の女性の気持ちが手に取るようにわかります。
先生は男性ですが、よくわかっておられるなと感心します。
⦿ 恵さん、こんばんは^^。
何度も読みたくなる。何度も読む値打ちがある。何度も読む楽しみがある。
そんな小説たち、他の作家の本は読む気になりません、
おんなごころの表現や心情描写がすばらしいですねっ!!!^^)。
登場人物の人物像や人となりが説明なしでも伝わってきますね。
これからもこのままずっと読んで行きましょう。^^)。