『青い屋根のご近所さんに咲いていたミモザアカシア』
今や!海外十ヵ国以上に翻訳・出版されている有名な小説『錦繍』に、この花木の名前が出てきます。
「前略 蔵王のダリア園から、どっこ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再開するなんて、
本当に想像すら出来ないことでした。……」(この書き出し、何度読んでもたまりませんですねぇ!^^)
この運命的な再会から、離婚していた二人の手紙のやり取りが始まり、男と女のそれぞれの生き方が手紙の
中で明かされ、心を揺さぶり、問われ、考えさせられ、ジーンと来る感動のドラマが展開されていく。
『錦繍』と言えば、紅葉の秋を連想しますが、この花木はこの時期(3月)に咲くのです。
拝啓 もう随分年老いてしまったと思っていた庭のミモザアカシアの木が、ことしも、
黄色い微細な花をいっぱいに咲かせました。
あの粉のような花が好きなものですから、頃合の……と続きます。
……そうやって、そっとあなたのいる家を見、あの大きなミモザアカシアの古木を眺めて、
またそっと帰ってくるかもしれません。
どうかいつまでもお元気でお過ごし下さい。……と続きます。
宮本輝:著『錦繍』より抜粋。 私はこの小説を読んで「ミモザアカシア」を知ることとなったのです。
残念なことに、大きくなりすぎた為に止む無く切ることとになり、現在はありません(ーー;)。
同感だと思った『錦繍』の素晴らしい!、感想文^^)。
釣りの話やら、、てらけんさんの自叙伝は
尽きることなくおもしろいのなんのって、つい。
青空に映える黄色いミモザアカシアを見上げることができ、
はなまるな一日でした。
◎ ようこさん、ようこそでした。
こちらこそ、内容のないくだらない話にお付き合いさせちゃって
申し訳なかったですね、昔話に花が咲くなんてよく言いますが、
自分が!?、そんな('A`)歳になっていると言う事なんですねぇ(;´д`)。
きのうは、お陰さまで楽しく面白かったです^^)。