<臨時ニュース>
軽井沢の別荘でスズメバチの大きな蜂の巣が屋根裏に発見されましたが、発見されたその日の夕方に、
駆除業者が蜂の巣を完全撤去し事なきを得たそうです。
【てらけんの妄想劇場のはじまり始まり^^)】
『幸運を呼ぶ蜂の巣』
屋根裏の大きな蜂の巣を除去して、事業所まで持ち帰った駆除業者の二人。
「親方ァ、こりゃすごいわぁ、ハチの子ォ、ハチの子がいっぱい詰まってまっせェ」
「こらァ、さわるなァ〜蜂の子は高級食材なんやぞ、だから絶対に殺虫剤なんか使わずに駆除してるんや」
「・・・、」「蜂の子に勝る美容、滋養食なしとまで言われてるんや、蜂の子に含まれる昆虫ホルモンは、
アンチエイジングに、ローヤルゼリーよりも有用性がめっちゃ高いと言われててなぁ、
男も女も生殖機能と体力を向上させ、脳機能や抵抗力を高め、加齢による肌のたるみやシワ、
白髪や抜け毛などの外見から、老眼や高血圧などの生活習慣病まで効果的なんや、それをお前に
食わせられるかぁ、あまり食べ過ぎるとあっちが元気になり過ぎて、鼻自が出るっちゅうからなぁ、
お前は食べんでもええんじゃァァァ、」
「親方、そんなこと言わんと、食べさせてぇなぁ、わいもそろそろ子供が欲しいねん」
「ダメダメ、楽天市場を見てみぃ、信州の佃煮♪蜂の子の佃煮♪、ってあるやろ、売って儲けるんや、」
「フライパンで、ちょちょっと炒って食べたら、プリっとした感食で甘くて美味いのになぁ、」
親方にさんざん言われ、蜂の子を食べることを諦めた子方は親方の眼を盗んで、
蜂の巣を黙って持ち去ろうとした。
「オイチョッと待てぇ、つ、剛士ィ、その蜂の巣をどうすんねん、」
「中は空っぽやから、持って帰ってもええやろう、」
「そんなもん持って帰って、どないすんねん」
「金持ちに成るとか幸運を呼ぶとか、魔よけになるとか、子沢山の縁起物とか言うから、
家に飾って置きたいんねん」
「そうか、今日はよう頑張ってくれたけん、好きにせい、」
蜂の巣も道の駅に置いとけば、そこそこの値で売れるのになぁと、残念に思いながらも、
俺もいい加減ええ歳や、これ以上欲の皮をつっぱってたらろくな事がない、
駆除作業を来年からは剛士に任せて引退でもしょうか…と、親方はひとりごちる。
蜂の巣を大事そうに抱え、家に持ち帰った剛士は、ニタニタしながらデジカメで蜂の巣を撮りだした。
「あんたァ、何でそんなもん撮ってんの、今日の戦果の記念にでもするんかいな」
「きみ子ォ、何をしょうもないことを言うてんねん、ええ事!思いついたんや」
「さっきから、嬉しそうな顔をして、あんたぁ何か?変やわぁ」
「フフフッ、親方に内緒やで、ネットオークションに出したらなぁ、今日の稼ぎよりも数倍儲かるでェ」
「わても、スズメバチの巣は大きさや形が良ければ、いい値で売れるって、聞いたことはあるけど…」
「そうやろう、きみ子ォ、よう聞きや、今日駆除に行った家はな、一般人の別荘とは違うねん、
そやから、この蜂の巣はかくかくしかじかの別荘の屋根裏から撤去したものです。
と、ちゃぁんと説明文に添え書きしといたら、プレミアが付いて、マニヤックな熱烈な
フアンが競って入札し高値で落札してくれるでぇ」
「ほんまかいなぁ、誰が信用すんねん、どこかにそれを証明するサインでも書いてあるんかいな」
「サインは無いけど、軽井沢の蜂の巣駆除専門業者の出品ってことで察してくれるやろ」
「思い込みが激しいんやから、まぁ、巣は大きいから何ぼかで売れるかも知れへんけど…」
「縁起物として飾って置きたい人も居てるやろうから、一応オークションに出品するでぇ」
「もォ、勝手にしなさいよ、、、」
「俺に任せときって、ええ値で売れたら、和倉温泉の加賀屋に連れてってやっからぁ、」
あれから、三年経った七月の同じ頃に、屋根裏にスズメバチの大きな巣が見つかったから駆除して欲しいと
三年前と同じ別荘から電話が入った。剛士は親方を伴い大急ぎで別荘に向かった。
親方の跡を継いだ剛士は駆除の段取りも慣れたもので、蜂の巣を壊さないように注意しながら手際よく撤去した。
蜂に襲われることを警戒し、離れた場所から作業の一部始終を視ていた別荘の主人が、巣の撤去作業が完全に
終わったのを見届けると、さっさと室内に入って行った。
しばらく経って、掃除などの後片付けをしているところへ、別荘の主人が紙袋を持って戻ってきた。
「お疲れさまでした。書斎の屋根裏がよっぽど住み心地がいいのか、毎年繰り返し何度も巣を作って、
襲ってこないかと怖い思いをさせられ、さんざん迷惑をかけてくれた蜂やけど、その蜂たちのお蔭で
面白いものが書けました。この小説を是非とも読んでみて下さい」と言って紙袋を差し出した。
「有難うございます」と、お礼を言って紙袋を受け取り、本を取り出すと真新しい単行本が出てきた。
『避暑地の屋根裏』という題名の小説で、それが100万部を超えるベストセラーになったのである。
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蜂の子は、クロスズメバチなどの蜂の幼虫で、長野県・岐阜県・愛知県・静岡県・山梨県・栃木県・宮崎県
などの山間部を中心に食用とされ、古い時代では蛋白源が少なく常食された。(ウィキペディアより。)
◇ 寺沢憲重の10のラッキー名言 ◇
:幸福だから笑うわけではない。 むしろ、笑っているから幸福になれるのだと言いたい。
:笑いのあるところには活気もある。よく笑う人は不機嫌な顔をした人より長生きする。
:叶えるのが夢だけど、叶わなくても夢は夢さ、泣いて笑ってそれが人生、平凡がいい。
:人生いろ色あらァな、それを頑張って乗り越えたら喜びや楽しみが待ってるんやでぇ。
:人生に於いて全ての壁が、自分を高める壁だと前向きに思える人は壁を超えられる。
:ネガティブフィードバックの時こそ、得難い学びのチャンスそのものなのである。
:大切だと思うのは世に名を博した偉い人や大作家とはなるべく謦咳に接することである。
:たった百人の中の、私という自意識や誇りや自尊心や見栄や保身や奢りや愚かさの孤独。
:他人と比較するのは無意味だ理想の自分と比較せよ。何歳でも自分を変える努力をせよ。
:人生のターニングポイントの決断には。やり始める勇気とあきらめる勇気が必要である。
『避暑地の屋根裏』って本、出るかしら。(笑)
私、山形で蜂の子を食用にしてるのを見たことがあります。
旅館の晩御飯で出てきましたが、見るだけで
食べられなかったです。
イナゴの佃煮もありました。
郷土料理なんでしょうね。
◎ 恵さん、ようこそいらっしゃいませ^^)
イナゴは食べたことがないですが、
小学生の時に、何人かの生徒がうまいうまいと
言って食べているので、ストーブの上で炙ったのを
一個だけ食べた記憶があります。
甘くて美味しかったです。鼻血は出ませんでした(失笑^^)
その後を妄想しました。
落としたのは、BINさん♪
青い屋根に寄贈してくださり
テルニストが続々と見に行きましたとさ(笑)
◎ ようこさん、ようこそここっへ クッククック…^^。
はい、その通りです。
OOO先生を敬愛しているBINさんが高値で落札して
くれるに違いないと、入れたかったのですが、駆除業者の
剛士はBINさんのことは知らないので、知っている流れを
どこかに作るのをあえて止めました。
妄想の続きを書いてくれてありがとうでぇ〜す^^)。。。
◎ 大阪BINさん、高値で落札してくれまして
ありがとうございます。
いつも、いつも、本日も、貴重な資料及びお宝を有難うございます^^)。
軽井沢の駆除業者が関西弁であることも、妄想だからこそ
可能なのですね。
今後とも旺盛な執筆活動を期待していまっす(^^)
◎ べーすまんさん、おはさんでございます。
そうなんですね、長野弁を知らないので、会話の語尾が
中途半端な関西弁になったりして、難儀しました。
地文と説明文と描写と会話のめりはりが難しかったです。
を、は、が、に、の使い分けや、そして、その後、それが、
あれから、しかし、などの使い分けにもちょっと苦慮しました^^)。
とにかく、人称と視点を間違わず、読みやすく、読み手が、
つっかからないように気をつけました。
てらけんさん、次回作の執筆は進んでいますか?(笑)
今日、◯○医院の近くに所用があったので
自転車でリサーチしてきました♪
その後、すっぽんのお店の前にあるクリニックへ。
ほとんど出来上がり、煙突のような送風口の取り付けされてました。
土曜日、おじゃましますね。
行けなかったら日曜、ちょっと遅くなるかもですが。
◎ ようこさん、ようこそリサーチ任務お疲れぇ^^)。
次回作はシュポンターンと浮かんでたんですが、
雲散霧消、軽井沢の霧の中へと消えて行ってしまいました。
なんぼ思い出そうとしても、何を書こうとしていたのか?
糸口さえも、記憶に無いです、メモをしておかないといけませんねぇ^^)。