伸仁くんが中学生ということで、時代背景が昭和三十四年ごろから三十五年ごろなのでしょうねっ…。
私自身も、この小説と同じ時代を生きて来たので、物語と重なり合わせ、ノスタルジックになりました。
月並みな言い方ですが、「古き良き時代」を懐かしみ、楽しく、面白く、時には、泣かされ、笑わされ、
一家の行く末を案じたり、幸せを願ったり、伸仁くんの成長が気になったり、しながら読み終えました。
巨匠・宮本輝の世界『慈雨の音』は、いずれ、現代の日本文学を代表する名著の一冊になるでしょう!。
《フアンの方のお声より!》。
みなさん、こんにちは。『慈雨の音』を読了されて、その余韻に浸っていらっしゃることと思います。
第一部から第五部までを読んでいなくても、この第六部『慈雨の音』は独立した作品として充分楽しめます。
それどころか全七章の各章が、まるで珠玉の短篇のように深い味わいを読後に与えてくれます。
もちろん第一部から第五部までを読んでいれば、さらに深い感動を味わうことができるでしょう。
もっともっと多くの方に『慈雨の音』を読んでいただきたいと、強く願っています。
(こういった、すばらしいお声を聞くと、その小説を読んでみたいなぁと思いますよね!!)