「草原の椅子」映画「草原の椅子」は、50歳の主人公遠間憲太郎が親に育児放棄された4歳の男の子圭輔と出会い、
その後の人生の決断をする物語である。
映画では児童虐待防止(オレンジリボンキャンペーン)を推進する厚生労働省と協力し、
タイアップポスターを21万枚作成、全国に掲示された。
それだけ『草原の椅子』は素晴らしい、いい映画であると言えます。DVDを観てからでもいいですから、
原作:宮本輝『草原の椅子』を是非とも読んでみて下さい。読後に何かを感じることでしょう(^-^)/。
阪神・淡路大震災で被災したことをきっかけに、シルクロード6700キロ、40日間にわたる旅に出た体験を
もとに、その後50歳のときに執筆された、国民文学的スケールの大作です。

登場人物たちの心の葛藤が、時にユーモラスに、時に優しく丁寧に綴られ、人生の岐路に立った者たちに
向けて温かな希望を投げかける――。大人のための素敵な寓話が誕生した。
原作は、登場人物の繊細な心の動きや、大自然の描写の美しさで絶賛されている宮本輝の同名小説であり、
長きに亘って映像化は不可能とされていた。
その名作を、『八日目の蝉』で第35回日本アカデミー賞最多10部門を受賞するなど2011年の
映画賞を総ナメにした成島出が監督。
原作と同じ舞台設定となるパキスタン・フンザで、日本映画初の本格的な長期ロケを敢行し、
見事な映像を納めることに成功した。
その『草原の椅子』をDVDで観れる幸せ感と楽しみをこれから、じっくりと味わいたいと思います。