巷の三段目指して!「安永道場へ行ってみぃ」と言われ他の道場に他流試合を
しに行くような気持ちになった。
今まで遊ばせてもらっていた碁会所は席主もご高齢で間も無く
店を閉じた。そんな事もあって阪急伊丹駅前三階の伊丹囲碁
センターに通うこととなった。
始めて行った日は、どれくらいの棋力なのか解らなかった…。
弱い人の相手をしてくれる方が、入り口を入ってすぐの席を陣取り
待ち構えていた。店番のおばさんにその人と打つように促された。
初心者の登竜門のような相手で万年三級で碁を楽しんでいる方で、
棋力の弱い人に調度良い相手役で主みたいな方と初手合わせをした。
五級ぐらいと自己申告をして、私が黒で先番の互い戦で打った。
「強いね三級はあるなぁ」「…あっそうですか」何番打っても
勝ってしまう。今までめっぽう強い人と打ちつづけていたから
相手の石の形の悪さがよく見えた。ざる碁もざる碁とんでもない
石を取ったり取られたり終始喧嘩が絶えない内容の碁である。
通ううちに回りの顔とも知り合いになり、二級の方と打ったり
徐々に強い相手を選んで手合わせをして貰えるようになった。
いつの間にか初段クラスで打てるようになり碁が面白くて楽しくて
しょうがない。そんなある日、私が初心者の頃にふんどし担ぎと
こけにした。あの頃初段か二段で打っていたおじいちゃんと何年
振りかに対戦することになった。「強くなったらしいな打とか」
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